
令和3年11月26日から令和4年10月末(最長)まで国土交通省管轄で実施されている「こどもみらい住宅支援事業」の事業者として弊社も登録完了しました。
新築やリフォームの際の対象工事に補助金が支給される事業となっており、特にリフォームに関する補助対象としては下記のようになります。
①開口部の断熱改修
②外壁、屋根、天井または床の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
④子育て対応改修
⑤耐震改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
基本的な流れとしてはお客様がリフォーム業者と契約し、着工・完工ののち、リフォーム業者側で補助金の交付申請を行い、対象工事に応じた補助額がリフォーム業者に支払われる形となります。
本来補助金そのものはお客様へ充てられるものですので、①契約代金(最終支払)の一部に充当するか、②現金の支払い(契約代金を清算済みの場合に限る)のいずれかで還元されることとなります。
ことキッチンに関する対象工事をみると
- 高効率給湯器設置 (24,000円/戸)
- 節湯水栓設置 (5,000円/台)
- ビルトイン食洗機設置 (19,000円/戸)
- 掃除しやすいレンジフード (10,000円/戸)
- ビルトイン自動調理対応コンロ (13,000円/戸)
- キッチンセットの交換を伴う対面化改修 (86,000円/戸)
今回の事業は子育て世帯や若者夫婦世帯とそれ以外で上限補助額が違ったり、補助額合計が5万円以上でないと申請できないことなど、割と細かい決まりも多くあります。
キッチンに関しては、部分的な機器交換に充当…というのも申請額のクリアが難しく、キッチン丸ごと交換でもほかの工事を含めてようやく補助額が申請要件を満たす…という内容ですかね。
「対面化改修」については「子育て世帯及び若者夫婦世帯のみ」という条件がありますし、例えば壁付I型キッチンを補助条件に応じた対面キッチンにするような改修では、配管移設等から仕上変更等に至るまでの関連工事も含めると補助額の大きさよりもトータルの工事金額がそれなりの規模になることが予想されます。
あとはメーカーやシリーズによって新型コロナウィルス感染症の影響等により製品によっては大幅な納期遅延が発生しているため、実際に事業期間内に契約や工事を終え補助金が使えるのか? という面でも一抹の不安はあります。
詳しくは「こどもみらい住宅支援事業」公式ホームページをご覧ください。